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伝説が残る鉾島とレトロな景観残る三国町【福井】

福井県坂井市三国町に仕事で出かけた際、

三国の町と近くの観光スポット「鉾島」を散策してみました。

 

■柱状節理の島「鉾島(ほこじま)」

鉾島は柱状節理の岩できており、その柱状がまるで鉾を並べたように見えることから名づけられたそうです。

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なんと、その岩はおよそ1400万年前に噴出した溶岩が冷えて固まったものだそうです。

鉾島は、駐車場から鉾島神社の鳥居をくぐり、陸から少し離れた岩の島です。

周囲80メートル、高さ50メートルの島で、頂上まで狭い石段の路が整備されており、足元に注意しながら歩いていくと眼前には絶景が広がっていきます。

頂上には、小さな祠があり不動明王さまのお告げにより祠をつくり、不動明王様を祀ったという言い伝えがあります。

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その言い伝えとは、昔、この地の漁村に村一番の働き者の青年がいて、ある日漁に出て網をあげたところ、不動明王の像も網と共に上がったそうです。

青年は、その日家に持ち帰り飾ると、不動明王が夢枕に現れそのお告げを聞き、小さな祠を作って不動明王を祀ったそうです。

それ以来、村の漁師が漁に出ている間は、嵐や荒波が止み常に大漁となったというお話です。

鉾島の断崖を歩きながら、日本海の荒波を見ていると押し寄せる波の様子が、その言い伝えをまことしやかに感じさせてくれる雄大さがあります。

夕刻になると、鉾島は日本海に沈む夕日を背景に神々しく見えてきますので、夕刻前に散策しての写真撮影などもおすすめです。

 

■良質な漁場「三国町(みくにちょう)」は、歴史ある港町

鉾島近くの坂井市三国町は、福井県の北西部に位置しており、甘エビの底引き網漁、ズワイガニ漁、海岸付近の岩場では、若芽、鮑、栄螺、海胆などの素潜り漁が盛んです。

また、三国町は、古来より水運による物流の拠点として栄え、戦国時代の地域の武将である朝倉氏以降に福井を治めた柴田勝家も、水運を重視し荷揚げ用の港を設けました。

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江戸中期になると、北前船交易が始まり海運で関西から瀬戸内、山陰、東北、北海道から集まる物品の物流の拠点地として賑わいを見せ、廻船問屋や様々な物品販売の店舗が軒を並べるようになり、三国の町は大きく発展していきました。

現在でも、港周辺には格子戸が連なる町家や歴史的建造物など、歴史を感じる情緒ある町並みが残っています。

 

その代表的な建物が旧森田銀行本店で、明治中期まで廻船業を営んでいた森田家が次第に衰退するであろう海運業から金融業へと転換し、銀行を設立し事業の発展をより一層のものにしました。

1920(大正9)年に新本店として建てられた銀行の外観は、西洋風デザインを取り入れました。

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この建物は、森田銀行と合併した福井銀行が支店として、近年まで営業利用をしていました。

現在は、有形文化財に登録されており、館内は無料で見学が可能です。

 

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