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日本の原風景、千枚の棚田を日本海と共に…白米千枚田

人生の中で、これまで本格的な棚田の風景を一度も見たことがありませんでした。しかし、昨年ついに、日本屈指の棚田の景勝地として知られる、石川県輪島市の白米千枚田を訪れる機会があり、期待以上の感動的風景に出会えました。

 

世界農業遺産「能登里山里海」の棚田風景

 

能登では、千枚田が織り成す美しい風景はもちろんのこと、その地理的環境から里山と里海が密接に関わり合った農林漁業が営まれることで知られていました。それは同時に豊かな生物多様性をも育み、人と自然が一体となった理想的な里山のあり方を実現してきました。こうした総合的な要素が評価され、2011年日本初の世界農業遺産として認定、その当時先進国の中から選ばれるというのは大変珍しいケースだったそうです。

 

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雄大さと繊細さ…白米千枚田は理想の中の棚田そのもの!

 

白米千枚田は、水田一面当たりの面積が平均すると約18平方メートル、比較的小ぶりの田んぼが、高低差約50メートルの急斜地に細やかに並んでいる棚田です。夏の時期、遠方からは眺めると、まるで緑の鱗であるかのようにも思えてきます。小ぶりゆえ、田んぼに耕運機が入る余地もなく、その稲作手法は昔と変わらぬ手作業によるものです。

 

水田の数は全部で1004枚、千枚田のネーミングは決してハッタリではありません。「千枚の田」という表現は、能登地方の古謡でもよく登場し、遥か昔からこの棚田と日本海の風景が現代まで確かに受け継がれていることがわかります。

 

千枚田見ごろの季節と時間帯

 

見ごろの時期は田植えの季節、日本海と田んぼの水面がきらきらと煌めく様子はこの上なく贅沢な眺望です。さらに夕刻には日本海に沈みゆく夕日の色合いを水田が取り込み、昼間とは別次元の色彩に変化を遂げていきます。また、夏の時期には鮮やかな棚田の緑と、日本海や青空のブルー、清々しい両者のコントラストも魅力に溢れています。

 

10月から3月頃にかけては「あぜのきらめき」という棚田イルミネーションも企画されます。人工的な模様ではなく、棚田の輪郭に沿って施されたLED装置が点灯を始めると、そこに表れるのは、人と自然の合作による光る芸術。街中のイルミネーションとは一味も二味も違った感動を味わうことができるでしょう。

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まとめ

白米千枚田は近くの道の駅千枚田ポケットパークから、海も含めた絶妙のアングルで眺めることができます。

自然と人間の共同作業により今まで大切に守られてきた日本の原風景を、ぜひ一度間近で目にしてほしいと思います。

 

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