知ってた!?銭湯でお馴染みケロリン桶!発祥は富山の製薬会社!
みなさん銭湯は好きですか?
毎週のように行ってるよという人も、たまに行くかなーという人も、銭湯に黄色い桶が置いてあるのを見たことないですか?
赤文字で「ケロリン」って書いてあるアレです。実はあの謎めいた定番洗面器、富山の製薬会社(内外薬品)のグッズってご存じでした??
出典元:ケロリンファン倶楽部
偶然?必然?なぜか銭湯の定番グッズに
ケロリンが富山の製薬会社のものと聞くと、富山や北陸でもないのに、何で至る所にあの黄色い洗面器が置いてあるのかますます不思議ですよね。極端な話、ケロリンという薬は知らなくても、あの黄色い桶なら分かるよというぐらい完全に日常風景に馴染んでしまっています。その謎を解き明かすために、ケロリン桶の歩みを振り返りましょう。
東京のど真ん中から攻めたケロリン桶
黄色い洗面器にプリントしてある「ケロリン」これは、富山の内外薬品の看板商品、大正14年に開発された頭痛・生理痛の鎮痛薬のことです。痛みや発熱に対して際立った即効性があると発売当初から評判で、やがて家庭用置き薬の定番と言えるほど普及していきました。
そんな中、東京オリンピックの前年、内外薬品が全国の薬局にケロリンを広めたいと精力的に営業を進めていた折に転機が訪れました。時代は、衛生上の観点からちょうど風呂桶が、木桶から合成樹脂の桶に切り替わり始めたタイミング、「風呂桶に広告を出せば皆の目に止まるはず」ということで初めてケロリン桶を製造することが決まったのです。
富山の会社だからと言って、最初に富山にケロリン桶を置いたわけではありません。当時東京駅八重洲口にあった東京温泉に設置したのが、ケロリン桶サクセスストーリーの始まりとなりました。以後、目まぐるしいペースで全国へ黄色い桶が波及、延べ250万個の桶が納入されているそうです。
とんでもない頑丈さが風呂屋を虜にした!?
それにしても、タイミング良く東京の風呂屋に置いたからといって、それだけでこんなに有名になるんだろうか?とまだ多少の疑問が残っている方もいると思います。
実は、このケロリン桶「ものすごい頑丈だ」ということでとても評判が良かったんですね。子供がふざけて蹴っ飛ばしても、ひっくり返して無邪気に椅子替わりに腰掛けても、とにかく他の合成樹脂桶と比べ、抜群の耐久性を示したと言われています。そんな特徴から付いた別名がなんと「永久桶」。これは風呂屋さんにとって、是が非でも揃えておきたい備品というのは納得ですね。永久桶なんて呼び名、まるで洗面器の王様じゃないですか…。
まとめ
すっかり全国区となったケロリン桶、今では単なる風呂桶に止まらず、キーホルダーやタオル、アニメキャラとのコラボ商品まで続々登場、富山のお土産品店でも販売されています。
さぁ、ケロリン桶に会ってこようかな(お風呂に入りたい)。
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